スローガン

真心

~人と地域を想う、清澄でつよい心~

基本理念

自身の心の芯と向き合い、真心あふれる地域の実現のために率先して行動しよう。

基本方針

1、 地域の課題を見極め、自身の成すべきことと向き合い、勇気をもってやり遂げよう。

2、 JC運動を通じて地域への感謝の真心を体現し、より良き社会を築こう。

3、志を同じうする仲間と真心を交わし、団結を高め、魅力ある組織を拡げよう。

理事長所信

はじめに

本年、由利本荘青年会議所は創立48年を迎えます。創立から半世紀近くの間、我々の運動に対しご支援、ご協力を頂いております団体各位と地域住民の皆様に心よりの感謝を申し上げるとともに、地域を想い率先して運動を展開し、連綿と精力的にご尽力されてこられた先輩諸氏に敬意を表します。我々の運動を支えていただいている皆様への感謝の心を胸に、この地に暮らす皆様が今後も心豊かな生活を送る事のできるよう尽力してまいります。 JCは明るい豊かな社会の実現を目的とした青年の団体です。我々は常に良き社会とは何かを追求し、社会の中で青年が果たすべき責任と向き合い、切磋琢磨を繰り返しております。社会には課題が尽きることなく存在し続けますが、誰かが行動を起こさなければ事態が良くなることはありません。我々はこの一年間一人でも多くの方を巻き込みながら、この地の魅力と可能性を分かち合い、地域の未来を拓くための先駆けとなってまいります。

自身の真心と向き合う

私は、本年のスローガンである「真心」という言葉には、大きく分けて二つの意味があると捉えています。一つは、自分以外のために尽くそうとする純粋な心、すなわち掛値のない思いやりであり、もう一つは、偽りや飾りのない心、すなわち本当に自身がなすべきことに対峙し貫き通すつよい信念です。そしてこの二つはともに、自身とその周りを幸せへと導くものです。 あの人のためを思えばこうしなくてはいられない、理想を実現するためには私自身はこうあるべきだ、そういった心の動きの中で自身の真心と向き合いなすべきことが見えたとき、それは大きな力となると同時に周囲へも良い影響をもたらします。自身の真心を貫き通すつよさと、他者の真心に触れたときに生まれる心のやさしさの連鎖こそが、明るい豊かな社会を実現していくものと確信します。

地域に真心を向け事業に取り組む

我々の暮らす由利本荘にかほ地域では、今後も続く人口減少により経済の先行きが懸念され、さらに少子化により今後の地域を担う人材が減少する不安がある一方、転出者に対する転入者の割合は増加傾向を見せ、個人の平均所得は毎年上昇を続けリーマンショック以前の水準を取り戻しつつあります。我々は地域の問題から目を背けることなく真摯に向き合い、時代の機微をしっかりと捉え、我々の真心を示し体現するべく三つの事業を柱に本年の運動を展開してまいります。 一つ目に本年で38年目となる韓国梁山JCとの国際交流事業を開催します。これまでも、国と国の間には幾多の問題が起こる中にあっても、絶えることなく育まれてきた友情を引き継ぎ、本年も互いに真心を交わし合い、国際感覚と青年経済人としての素養を高めます。 二つ目として、青少年育成事業を開催し、自身の周りにある地域の魅力を再認識する機会とすることで、児童の郷土愛を醸成し心の成長を促し、将来的な地域への定着を促します。また成果物の発表を通して、地域の皆様にも児童の真心に触れていただきたいと考えます。さらに、先述の国際交流事業と並行して、受賞児童の相互ホームステイを開催し、地域の未来を担う国際感覚豊かな人材を創造します。 三つ目に、由利本荘にかほ地域の活力を高めることを目的とし、本年で第34回を迎える菖蒲カーニバル事業を開催します。恒例となった踊りの輪を中心に、参加者が一体となって楽しむことができる、原風景として皆の心に残り続けるイベントとできるよう取り組み、地域の更なる賑わいの創造と魅力の発信を行います。

仲間の真心に触れる

JCは大人の学び舎とも呼ばれ、「個人の修練」「社会への奉仕」「世界との友情」の三信条の元、それぞれの担いを果たすことを経て成長していく場です。そして時としてそこには、辛く厳しい事態が眼前に立ちはだかることもあります。私自身、幾度もくじけそうになった経験があるものの、最終的に乗り越えることができたのはいつも周りにいた先輩と仲間の真心に触れることができたからでした。どんな時も嫌な顔ひとつせず真剣に相談を聞いて下さり、時に厳しい言葉も投げかけながら、ひたむきな背中であるべき姿を示してくれた先輩、そして苦楽を共にしながら互いに助け、高め合い、腹の中を晒して語り合える仲間、彼らなくしては今のJAYCEEとしての私は存在していません。そういった関係こそがJCの最も美しいところであり、それを築くことのできる素晴らしさを自身で示し、次の世代に伝えていくことこそ私のJAYCEEとしての責務だと考えております。

会員拡大による組織強化と、出向による人材育成

本年、由利本荘青年会議所は正会員17名、特別会員4名、計21名の、かつてない程少ない人数でスタートします。少数なればこそ力を結集させ、一丸となって会を運営することが求められますが、それ以上に会員拡大の重要性が増大します。JC運動を地域に拡げるためには、会員拡大は不可欠であり組織の存在意義にも関わる部分であると考えます。 会員拡大のためには積極的な呼びかけはもとより、事業に込められた我々の真心を皆様に感じていただくことで、共感する同志を増やし、より一層魅力的で必要とされる組織となることが求められます。また事業以外でも、組織としての活動を知っていただくためのPRや、入会希望者のための開かれた窓口が必要であると考え、広く一般に向けた我々の広報活動を展開いたします。 また、由利本荘青年会議所は会員会議所として公益社団法人日本青年会議所東北地区協議会並びに秋田ブロック協議会へ出向者を輩出しております。出向者として県や市の枠を超え、東北全体、秋田県全体といったマクロな視点で問題解決に取り組むことで、当地域にとっても頼りとなる人材を育成します。

結びに

私は由利本荘青年会議所に入会して本年で6年目となります。これまで国際交流委員長、菖蒲カーニバル実行委員長の二つの委員長職を経験させていただいた中で、苦しみながらも数多くの学びを得るとともに、立ちはだかる障壁とそれを越える苦難、その後の達成感あるいは悔しさ、そういった強い感情こそが人の心を変えていく原動力になるのだという実感を得ることができました。そして、その感情を共に味わうことでしか得られない仲間との絆も大変に貴重な財産となりました。 JCのもつ、限られた時間の中でありながらも単年度制の職務というルールがあればこそ、本年には今この時にしかない輝きの色があります。その輝きを以って、自身の真心と向き合った我々一人ひとりがあるべき姿へと到達し、真心あふれる地域を実現するべく邁進いたします。

               

公益社団法人由利本荘青年会議所 2019年度理事長 工藤 啓太